面接や面談で見極めをするためには

 

面接での質問を考える

 

前回の実践編の記事で行なった活躍人材分析の結果を元に面接での質問を考えていくと、学生の見極めがしやすくなります。

 

 

また、言語化された項目を一次面接から最終面接の面接官に共有しておくことで、面接での評価軸を統一することができます。

 

面接での質問内容とその見極め方法をいくつか例に挙げてご紹介します。

 

■対人関係能力を確認する質問

どのように他者と関わりながら物事を解決できるかを見極める

 

【適性検査eF-1Gでの項目】

気持ちや状況を察して理解しようとする力

相手の意図・背景を理解する力 など

 

【質問例】

「これまで人間関係で困った経験はありますか。あればどのように行動したかも教えてください」

 

【見極め方法例】

OK:原因を特定し、自分がどのような立ち位置で問題を解決したか言える

NG:問題を解決できなかった(しようとしなかった)

 

■思考力や考え方を確認する質問

しっかりと考えた上で根拠に基づいた答えが出せるかを見極める

 

【適性検査eF-1Gでの項目】

論理力

知的好奇心

本質探索力 など

 

【質問例】

「22卒の就活生は何人いると思いますか?なぜその数字だと思いましたか」

 

【見極め方法例】

OK:正解不正解かかわらず根拠がある数字を言える

NG:根拠のない数字を言う

 

■課題解決力を確認する質問

仕事上でトラブルに直面した時にどのように対応できるか見極める

 

【eF-1Gでの項目】

判断力

処理・対応力

対策立案力 など

 

【質問例】

「今までで最大のミスはなんですか?また、そこから学んだことはありますか?」

 

【見極め方法例】

OK:そのミスの原因がわかっており、失敗から何かしらの行動によって物事が好転しているか、また学んだことを次に活かせているか

NG:ミスの原因が分かっていない、改善しようとしていない

 

面談や面接の際に気をつけなければならないこと

 

先ほどのパートで面接での質問内容は整理されたかと思いますが、

質問項目が整理されただけでは面接の精度は上がりません。

 

長期インターンなどを導入せず採用する場合、

学生が自社に合う人材であるかどうかは話の中で見極めなければなりません。

 

しかし、学生は前提として緊張していたり、

相手の望む回答をしなければならないなど本当の自分を伝えることができない・あえて伝えようとしない場合があります。

 

しっかりと見極めたくても、学生が自分自身のことを話してくれないと面接は難航し見極めに時間がかかってしまいます。

 

そのためにも面接や面談の場では学生が話しやすい環境づくりを用意することが重要です。

また、そうすることで学生も会社にいい印象を抱き、入社を決める要素の一つになります。

 

気をつけるべきポイントを三点ご紹介するので是非面接で意識してみてください。

 

ポイント①:アイスブレイク

自分がどんな人物であるかの自己紹介や相手にとって話しやすい話題を提供しましょう。

OfferBoxの写真やプロフィールに触れたり、趣味をお互いに話し合うなど、相手が笑顔になったり表情が明るくなればOKです。

その際に面接官も笑顔を見せたり親しみやすい雰囲気を作ることが重要です。

 

ポイント②:相手の話を聞くときの姿勢

相槌を打ったり、「へぇ〜」や「そうなんだ」など話を聞いている姿勢を見せましょう。

また、素晴らしいと思った箇所は「すごいね!」など率直な感想を言うと学生も自信を持って話してくれやすくなります。

 

ポイント③:言葉遣い

学生と話すときはまずは丁寧な言葉から、

徐々にフランクな言葉でのコミュニケーションを行うと本音を引き出しやすくなると言われています。

フレンドリーに話ができるかどうかが学生との相互理解を深める鍵になります。

 

以上、活躍人材を採用するにあたって学生を見極めるヒントになりましたでしょうか?

 

活躍人材コース実践編のまとめ

①採用活動を始める前にOfferBox機能を使い、活躍人材の要件定義を行いましょう

②その要件定義に即したターゲットを選定しオファーを送りましょう

③分析結果や活躍人材の特徴を元に面接で見極めましょう<div>

 

この3つに取り組むことで活躍人材の採用がしやすくなり、

「自社で活躍してくれる学生が欲しい!」を実現することができるでしょう。

 

この要件定義を元に見極めを行いたいけどいい質問が思い浮かばない、

などお困りごとがありましたらお気軽に営業担当にお声がけください。