年明けに発令された緊急事態宣言の影響により、
採用ご担当者様から以下のようなお声をたくさんいただいておりました。
「就活広報解禁日後はどうなっていくのか」
「今の学生は何を求めているのか」
などの採用ご担当者様のお声を、今年に入り沢山いただいておりました。
今回は、以前2020年7月中旬に大学3回生・大学院1回生対象に実施した
22卒OfferBox学生ユーザーへの意識調査を、改めて同じ設問にて実施いたしました。
その調査結果をレポート形式にてまとめましたので
今後の採用活動にお役立てください。
関連記事
- 2020年7月版の意識調査記事はコチラ!
今回の調査結果の概要は下記の通りです。
- オンラインでの初回接触に対する抵抗がほとんど無くなった!
- 理系学生が、前回集計時よりも就活の視野を広げて活動を行なっている!
- オファーによる初回接触は”0.5次面接”がオススメ!
前回のレポート同様、それぞれ調査結果を踏まえて解説と
学生へのアプローチにおいて、オススメの方法をご紹介いたします。
就活広報解禁日前のOfferBox学生ユーザーの主な利用目的とは?
▼”Q.OfferBoxに期待していることを教えてください(複数回答可)”に対する回答結果
▼学生の回答選択項目(複数回答可)
・自分のプロフィールを見た上でオファーをしてもらえる ・自分のスキルや経験に自信を持って就活ができる ・様々な業界からオファーが来ることで、就活の可能性が広げられる ・自分の志望する業や企業からのオファーが貰える ・ナビサイトよりも特別選考等で内定が貰える ・プロフィールを埋めたり自己分析ツールを利用して、自己分析に役立てられる ・業界研究や情報収集をしたい ・就活を効率よく進めたい ・個別または少人数で企業担当者様と話したい ・優良企業からオファーが欲しい |
この結果を見ていくと
・自分のプロフィールを見た上でオファーをしてもらえる(19.0%)
という項目が、前回集計(17.6%) と同様に一番多いため
オファー文章には一人一人のプロフィールを見たよ!というような文言や
実際に学生が書いているプロフィールの内容に触れた文章を記載してオファーを送ると
承認率は高くなります。
また、現在の学生ユーザーはオファーに対する特別感を期待しているようで
・ナビサイトよりも特別選考等で内定が貰える(10.3%)
・個別または少人数で企業担当者様と話したい(7.5%)
と、ナビとは違った”OfferBox限定説明会”等といった内容を盛り込むと
オファー送信や初回接触イベント作成をしてみるのも、オファー承認率UPに効果的です!
理系学生の採用は今からでも間に合う?
▼”Q.OfferBoxに期待していることを教えてください(複数回答可)”に対する文理回答比率
あさがくナビの内々定率調査では、3月1日時点で31.1%(昨対比+11.3%)という急激な伸び率になっており、よりエントリー型による”待ちでの採用”は難しくなっています。
ただし、OfferBoxの理系学生においては…
・様々な業界からオファーが来ることで、就活の可能性が広げられる
・業界研究や情報収集をしたい
と、文系学生よりも【視野を広く、柔軟に企業や将来を見よう】とする傾向があり
オファー型であれば、志望業界外の企業様でも振り向いてもらえる可能性があります。
<参考資料>
『2022年卒 内々定率調査 2021年3月』(あさがくナビ)
https://service.gakujo.ne.jp/data/recruit/naiteiritsu/202103
初回接触でのオンライン・オフラインそれぞれの抵抗感は?
▼”Q.オファー承認後、どのような方法で企業の方と会いたいですか?”に対する回答結果
まず、昨年集計時から実施企業が増えたことに伴い”YouTube Live等の生配信への参加”の項目を追加し、集計を行いました。
その上で、オンラインでの初回接触となる
・Zoom等のWeb会議ツールによる対話
・YouTube Live等の生配信への参加
に対する抵抗感はほとんど無く、昨年に比べて”とても当てはまる”と回答する学生が+7.7%も増加しているという結果になりました。
背景としては、コロナウイルスへの懸念だけでなく…
・アルバイトが十分に出来ない事で就活における交通費等の節約がしたい
・オフラインだと移動等で前後の時間が取られるが、オンラインだとそれが無いので
効率的に企業の説明や選考を受けられる
というメリットを感じていることも、大きく影響しているようです。
入社後テレワーク等の勤務体系では無い企業様におかれましては、
カルチャーマッチを踏まえてオフラインでの初回接触をご計画されているかと思います。
ただ今年度は、内定者辞退よりも母集団形成が課題感に感じられる企業様が多い上、
学生のニーズを鑑みると、選考前半はオンライン、後半はオフラインという
“ハイブリッド型選考”を取り入れ、母集団形成を行なっていただくことがオススメです!
オファー承認率を上げる施策 ”0.5次面接” とは?
▼”Q.オファー承認後、どのようなステップを希望していますか?”に対する回答結果
“1.就活広報解禁日前のOfferBox学生ユーザーの主な目的とは?”でも解説したように
学生はオファー型を利用する上で特別感を期待している傾向にある為
個別での面談や直接選考に進みたいという希望を持っています。
ただし、学生側も企業側も十分な擦り合わせができていない中で
選考に乗せるのはリスクと感じられる企業様も多いかと思います。
そこでオススメしたいのは ”0.5次面接” という選考フローです!
簡単に言えば【合否が伴う個別(または少人数)面談】です。
実はこれ、学生のニーズに沿っているだけでなく企業側にもメリットのある
選考フローなんです!!
採用ご担当者様におかれましては
「あれ、この子なんか違うな」「最初から少し態度が悪いな」ということが
初回接触で判明してしまった…なんてことありませんか?
従来通り”面談”や”企業説明会”とご案内している場合は、
学生の希望があれば、そのまま選考にご案内しなければなりません。
しかし、事前に”0.5次面接”と打ち出しておけば
企業と学生双方にとって無駄な時間を過ごす必要が無くなります。
尚、オファー文章には…
「選考に進んでいただく前に、まずは〇〇さんと弊社がどれだけマッチするか
面談と企業説明を兼ねた0.5次面接にご案内させてください。」
などと記載いただくと良いでしょう。
オファー承認率だけでなく、工数削減や機会損失防止にご検討いただければ幸いです。
最後に
上記内容の他にも、オファー承認後のファーストコンタクトに関する調査を行なった調査結果もございます。
今回の調査についての詳細や、オンラインでできる選考・インターンシップについては、貴社担当窓口からご案内いたしますので、お気軽にご相談くださいませ。
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【調査概要】
・調査元:株式会社i-plug
・調査目的:大学生・大学院生の就職活動に対する意識と、OfferBoxへ期待している内容を把握する
・調査期間:2021年1月29日(金)〜2月5日(金) 23:59
・調査方法:インターネット調査
・調査対象:2022年に卒業予定のOfferBox登録学生
・有効回答数:160件
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