OfferBoxで実現するピンポイント採用とは?〜市場理解編〜

 

ただ「数」を集めるのではなく、「質」を重視することを指標とする企業様も多いのではないでしょうか。本コースは、そういった質の高い学生をOfferBoxでピンポイントに採用したい企業様向けに情報をお届けいたします。

 


ピンポイント採用コースにおすすめの企業様

・採用ターゲットの保有スキル、属性、エリアなどに明確な要件指定がある

・ターゲット学生が少なく競合が多いことで、採用難度が非常に高い


 

ピンポイント採用をはじめる前に

採用を成功させるためには、「ターゲット学生数の把握」「競争環境の調査」「自社の要件整理」「採用計画」「採用活動分析(PDCA)」のフローが大切です。

 

今回の記事では上記の中から「ターゲット学生数の把握」「競争環境の調査」の2点についてお伝えいたします。

 

「ターゲット学生数の把握」「競争環境の調査」について

 

STEP1:自社の採用対象がどれくらいいるのか、把握することから始めてましょう。

 

最も重要なのが「ターゲットの人数感の把握」です。

どのような要件を必須、または任意にするか。経営や配属部署の要望をそのまま重ね合わせると市場に一握りしかいない人材像となり、戦略以前にそもそも成功率が低いターゲット像になってしまいます。

 

大卒就活生は約44万人といわれる中で、自社が求める学生がなんとなく「多い・少ない」ではなく、具体的な人数を調べてみましょう。

 

手始めに

・厚生労働省のデータで探す

https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&query=%E5%85%A5%E5%AD%A6%E7%8A%B6%E6%B3%81&sort=open_date%20desc&layout=dataset&toukei=00400001&tstat=000001011528&metadata=1&data=1

(参考:統計で見る日本)

 

・対象が所属していそうな大学HPを確認(入学定員)、キャリアセンターに問い合わせ

 

・OfferBoxで探す

専攻、出身地、フリーワード、資格等で検索

 

例:

「機電系学部」「土木建築学部」「CAD技術者」「コミュニケーション能力」「向上心」などを条件に追加すると、自社がターゲット設定する学生数が把握できます。

 

STEP2:ターゲット学生の競争率を把握しましょう。

 

【有効求人倍率】

https://www.recruit.co.jp/newsroom/pdf/20200806_01.pdf

参考URL:株式会社リクルート 第37回 ワークス大卒求人倍率調査(2021年卒)

1.53倍。一人の学生を1.53社がとり合っています。会社規模によっても倍率は異なるため、注意が必要です(従業員数300名未満の場合、3.4倍)。

 

【中途の求人倍率】

https://doda.jp/guide/kyujin_bairitsu/

参考URL:パーソルキャリア株式会社 転職求人倍率レポート(2021年1月)

◎専門スキル人材の競争率を中途市場から理解することが可能です。全体の求人倍率は1.83倍ですが、専門職は5.25倍、建築土木職は4.8倍、ITエンジニアはなんと8.08倍という倍率になっています。

 

【新卒ナビサイトで検索】

https://job.mynavi.jp/2022/

参考URL マイナビ2022

◎IT技術職の募集は6,557社、建築土木職だと3,856社が検索にヒットします。実際には、1社で複数名の学生を採用する企業様が多いため、社数以上の競争率であると予測できます。

※2021年3月17日時点

 

上記のデータを見るだけでも、ピンポイント採用は非常に難易度が高いことがわかります。また、採用学生の質向上に力を入れる企業様も増えていることから、今後さらにピンポイント採用の流れは加速すると予想されます。

 

【参考記事】

◎2022年卒 マイナビ企業新卒採用予定調査 

~採用予定数は「前年並み」、「質」にこだわる傾向が強まる~

https://saponet.mynavi.jp/release/enterprise/saiyoyotei/saiyoyotei2022/

 

◎ジョブ型雇用、新卒から対象 経団連の春季交渉指針 日本経済新聞

https://www.nikkei.com/article/DGXZQODF211S90R21C20A2000000/

 

◎日本電産、人事制度を改革 「ジョブ型雇用」導入 日本経済新聞

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOHD087JR0Y1A100C2000000/

 

最後に

ここまでピンポイント採用の難しさについて記載させていただきましたが、戦略次第で不可能ではございません。実際にOfferBoxを利用して、大手企業様、中小企業様など企業規模を問わずに採用成功している事例はたくさんございます。

 

市場情報や戦略なき採用の難しさをご理解いただき、人事だけではなく全社で採用に取り組む必要性を感じていただければ幸いです。