企業選びの軸ごとに考えるオファー文面案

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【企業選びの軸とは】

学生が就職先を選ぶ上で軸にしている項目を3つまで選んでいます。

企業選びの軸ごとに承認率UPが期待できるオファー文面の内容について考察いたしましたので、参考にしていただけますと幸いです。

書き方

基本的に、あてはまる場合は 《実例》 を記載しましょう。具体例があるとないとでは、説得力や印象がかなり変わります。

あてはまらない場合は、今後はこうしていきたいと考えている、という 《意欲》 を記載すると、イメージは悪くはならないかと思います。

しかし、嘘は書かないようにしてください。選考離脱にもつながりますし、信用を失うことにもなりかねません。

以下、書き方の一例を記載しますので、少しでも参考になりましたら幸いです。

※紹介している文面は、必ずしも効果が保証できるというものではなく、あくまで学生へのアプローチ方法の参考に作成したものです。

給与水準や昇給率の高さ

パターン1)水準が高いor昇給率が高いor両方高い場合
→何名かの社員の実例を表記する
当社社員の年収は、入社時は配属により▲~▲万円、その後は年次や貢献度により昇給していきます。若手社員の昇給率も高く、入社3年目から役職を任される社員もいます。

(↑ 給与水準は低いが昇給率が高い場合は、以下のようにアレンジ)
入社年度の年収は▲万円。他社と比較しても決して高いとは言えませんが、昇給を随時行っておりますので、あなたの実績次第で着実に年収UPをすることができます。

(↑ 給与水準は高いが昇給率が低い場合は、以下のようにアレンジ)
入社年度の年収は▲万円。その後も年次や実績に応じて、年1度昇給があります。

■営業・24歳・男性・入社3年目(2018年新卒入社)
入社時:年収▲万円 → 現在:年収▲万円(インセンティブ含む/今年度よりチームリーダーに昇格)
■人事総務・25歳・女性・入社4年目(2017年新卒入社)
入社時:年収▲万円 → 現在:年収▲万円(今年度より中途採用リーダーに昇格)

パターン2)水準も低く、昇給率も低い場合
→上げていく意欲を見せる

職種により変動しますが、当社の入社時想定年収は▲万円~▲万円。昨年から業績upによる給与のベースアップを行っています。
具体的には、▲分野への新参入や、▲分野にて3年でトップシェアを獲得するなどの急成長により、従来よりも全社で▲%給与が上がりました。今後▲年間でさらに▲%のベースアップを目指します。

住宅補助など給与以外の制度の充実

パターン1)充実している場合
→箇条書き

当社では、皆が安心して働けるように以下のような制度を取り入れています。

■土日祝休み(完全週休2日/年間休日124日)
■年末年始休暇・GW休暇・夏季休暇など長期休暇あり
■有給休暇(年10日/取得率100%)

■住宅手当(月▲万円上限)
└社宅があります。敷金礼金0で、家賃は▲万円です。
└入社にあたり引っ越しが必要な場合は、当社が初期費用を負担します。 (※→詳細も記載)
■交通費全額支給
■育休取得実績▲%(復帰率▲%)
└まだ数件ではありますが、男性社員の育休取得実績もあります。今後より浸透させていきたいと考えています。 (※→まだ実績が少ないものも、意欲を見せる)
■家族手当(子ひとりにつき▲万円)
■研修制度
└入社後研修以外にも、随時スキルアップ研修があります。

パターン2)そこまで手厚くない場合
→1つの福利厚生を詳しく

当社では、シフト制の週休2日制を導入しています。
翌月のシフトを前月15日までに決定するので、それまでに「日曜日に友人の結婚式がある」「旅行に行くために有給と合わせて連休にしたい」などの休日希望を共有いただければ、シフト設定の際に調整をすることが可能です。

また、研修制度も充実しています。業界特有の▲や▲といった専門用語なども、入社後の研修にて説明するので、安心してください。

業界シェアの高さ

パターン1)シェアが高い場合
→現状をメインに、将来像まで記載

当社の▲▲は、業界内でもトップシェアを獲得しています。その最大の理由は、高い技術力と、徹底した顧客サポート体制による「安心感」でしょう。当社では、一度のお取引だけでなく、当社のファンとなっていただけるような”クオリティの高い商品と顧客サポート”に留意し、事業を進めてまいりました。お客様からも、「またよろしくね」というお言葉をいただくことが多く、創業当時からお付き合いあるお客様も少なくありません。
今後は、来年からの運用を目指している▲▲の新事業でも、同じように「安心感」のあるお取引で、シェア獲得を目指していきます。

パターン2)シェアが低い場合
→企業ならではの勝負ポイントや、将来像をメインに記載

当社は、▲▲事業でトップシェア獲得を目指しています。大手企業も多く参入している分野のため、なかなかトップシェアとはいきませんが、当社の▲▲には他社にはない▲というポイントがあり、▲に魅力を感じて当社とお取引をしてくださっている企業様が多くいらっしゃいます。
現段階では▲が活用できる企業様が限られてしまっているため、将来的には、どの企業様にも活用していただけるサービスへ進化させていきたいと考えております。

長期的に継続している事業

パターン1)長期的に継続している事業がある場合
→企業基盤を強調

当社は、創業以来▲年にわたり、▲の事業を続けています。時代の流れに応じて▲をしたり、▲をしたりと工夫を凝らしながら、長年にわたり大きなシェアを獲得してきました。今後は、この事業でのノウハウを▲の分野にも活用したいと考えています。盤石な基盤があるからこそ、新たな試みにも積極的に挑戦することができる環境です。

パターン2)長期的に継続している事業がない場合
→過去からの成長性を強調

当社は創業10年の発展途上な企業です。しかし、直近5年間、毎年前年比150%の業績UPを達成しております。社員数も5年前より倍増し、福利厚生などの体制や企業基盤も安定したものとなってまいりました。今後は業界のリーディングカンパニーとなることを目指しています。

事業や市場の成長性の高さ

パターン1)高い場合
→数字で成長をアピール

▲は急成長を遂げている注目の業界です。当社では、▲年連続、前年比売り上げ▲%増を更新しました。▲事業を行う社数も▲年前の▲倍になっており、市場もどんどん拡大していますので、今後更なる成長が見込める業界です。

パターン2)ない場合
→安定性をアピール

インフラである▲を扱っている当社では、業界内での成長を目指しています。安定した市場ではありますが、その中でも「当社ならでは」のサービスをプラスで提供できるよう、努めています。

先鋭的な技術・サービス

パターン1)ある場合
→技術・サービスについて細かく記載

当社が特許を持つ▲の技術は、あなたの身近なところや、世界でも使用されています。小さいものでは、スマートフォンの▲に内蔵されている▲の部品、大きなものだと、スペースシャトルに使用されている▲の部品も当社の商品です。唯一無二の技術と高い品質を叶えているため、安全性の高い商品や機械に多く使用されています。

パターン2)ない場合
→サービスをそれっぽく

当社のサービスは、自宅への訪問や相談カウンターにて、お客様と直接会話を通じて行います。ネットでの普及も進めていますが、お年寄りなど、まだまだネットでの対応が難しい方も多くいらっしゃいますので、直接会うからこそ得られる安心感も大切にしています。

既存業界に対する新しいアプローチ

パターン1)している場合
→具体例を記載

当社のメイン事業である▲は、特に時代に沿ったアプローチが必要な業界です。そのため、当社でもニーズや情勢を理解し、「今」だけでなく「これから」を考えてサービスを進化させ続けています。具体的には、▲のサービスは創業当初は▲のスタイルでしたが、今では▲となりました。今後も臨機応変に変化を続けながら、▲事業をさらに発展させていきたいと考えています。

パターン2)していない場合
→安定性や可能性を記載

当社では、▲年にわたり安定した経営を続けています。▲や▲の事業はシェアも高く、リーマンショックなどの際にも業績が傾くことはありませんでした。この安定経営から、今後はより各既存業界への新アプローチもしていきたいと考えています。

堅実な事業

パターン1)堅実な事業の場合
→安定性をアピール

当社が扱っているのは、ガスや電気など生活に欠かせないインフラです。景気に左右されにくく、長年にわたり安定した業績を保ち続けています。

パターン2)景気等に左右される事業の場合
→成長性をアピール

当社の▲は、創業当初は普及率▲%だったものの、今や▲%にまで上昇。現在では生活に欠かせないツールとなっています。

整った育成環境

パターン1)整っている
→具体的なスケジュールを記載

4月の入社後、まず2ヶ月間の全体研修を行い、業界知識や専門用語、一般的なビジネスマナーなどをお教えします。その後は各配属先にてOJTでの研修となります。配属後も半年に一度スキルアップ研修がありますので、新たな知識も得られるでしょう。配属先により変動しますが、業務に必要な各種資格の取得支援制度もございます。

パターン2)整っていない
→OJTの内容を細かく

当社では、OJTで研修を行います。具体的には、新入社員1名につき先輩社員が2名担当につき、営業同行や社内ソフトの使用方法の説明などを行っていきます。分からないことは、なんでも聞いてください。もちろん、2名以外の先輩社員への質問も歓迎します。

多様な職種を経験できる環境

パターン1)ある場合
→ジョブローテーション例を記載

当社では、様々な職種・部署へのジョブローテーションを行っています。

■入社8年目・男性
営業(3年間)→ 採用に携わるために人事へ異動(5年目・現在中途採用チームリーダー)
■入社5年目・女性
営業事務(2年間)→ 営業の教育に携わるために営業企画へ異動(3年目・新卒研修担当)

パターン2)ない場合
→ひとつの職種でも様々なことを経験できるとアピール

営業部の▲▲(新卒入社5年目)は、入社当時はなかなか良い成績を残すことができず苦しんでいました。しかし、先輩社員との研修や自己啓発に励み、1年後には営業部の新人賞を受賞しました。その後チーム・グループのリーダーなども経験し、現在は新卒入社研修を責任者として担当しています。携わる業務はひとつではないので、幅広い知識と経験を得られるはずでしょう。

海外駐在の機会

パターン1)ある場合
→国名や、人数などの詳細も記載

当社では、入社5年以内に海外駐在のチャンスがあります。駐在先はアメリカ、イギリス、ブラジル、台湾、マレーシアなどがあり、希望と適性を考慮し決定します。

パターン2)ない場合
→海外と関わる機会について記載する

当社では、中国とブラジルにある提携工場とのWEBミーティングをする機会があります。通訳の方は同席しますが、語学力をお持ちの方には積極的にこのような業務をお任せしています。

20代から責任ある仕事を任せる環境

パターン1)昇格などの場合
→実例を記載

当社は実力主義のため、昇格・昇給に年齢や社歴は関係ありません。入社2年目でチームリーダーになった社員もおります。

パターン2)業務内での場合
→プロジェクトなど、小さなものでも責任のある仕事をアピール

当社では社員同士で▲や▲といったプロジェクトを立ち上げ、進めることができます。社歴は関係なく、若手社員でも「こういうイベントはどうだろう」というような小さな閃きを、他の社員と協力して実現することができる環境です。入社1年目でプロジェクトリーダーを担当している社員もいます。

学んできた専門性を活かせる環境

パターン1)ある場合
→どう活かせるか記載

あなたには、▲で学んできた専門性を当社の新事業で活かしていただきたいと考えております。▲の分野に特化した事業ですので、あなたの知識や経験を必ず活かせるはずです。詳細については、また選考にてお話しできますと幸いです。

パターン2)ない場合
→ないけれど、経験を活かせるよう考慮するとアピール

様々な部署がありますので、あなたの経験や知識、希望を考慮し配属を決定したいと考えています。

育児・介護休暇制度の活用実績

パターン1)実績がある場合
→例を記載

当社では、女性社員の産休育休取得~復帰率が高いことが特長です。
まだ数名ではありますが男性の育休取得者もおり、子育て中の社員が安心して働ける環境を整えています。
もちろん介護休暇もございますので、ご家族に万が一のことがあった場合は遠慮なく取得しましょう。実際に、今年はじめに▲部の部長も介護休暇を取得しております。取得しづらい雰囲気は一切ないので、ご安心ください。

パターン2)実績がない場合
→今後を記載

当社では、時代に沿った、社員が安心して働ける制度を随時整えています。
現在は以下のような育児・介護休暇の強化に取り組んでいます。
■男性も積極的に育休を取得できる
■女性も産休育休から復帰しやすい
■介護しながらも働けるような工夫や、休暇などのサポート

服装や働き方が自由な環境

パターン1)自由な場合
→例を記載

当社では、男性社員も女性社員も、自由な服装で働いています。ネイルやヘアカラーも可ですので、おしゃれも楽しみながら仕事ができるでしょう。年に数回、大切な打ち合わせや社内のイベントの際に、スーツを着用することがあります。
フレックス制度を導入しているため、働き方も自由です。当社の社員は、役所の手続き、お子さまのお迎えなどの予定に応じて、業務時間を調整しながら働いています。

パターン2)自由ではない場合
→自由な部分を探して記載

当社では一人ひとりに裁量を与えられているため、それぞれが自分のスケジュールを管理し、業務を行っています。自分でコツコツと業務を進めていきたい方には、ピッタリな環境ではないでしょうか。

残業時間の少なさ

パターン1)残業が少ない場合
→なぜ残業が無いのか記載

当社は残業がありません。社員一人ひとりが、定時内で業務を終わらせるスケジューリングを行い、生産性を高く業務を行うことを大切に業務にあたっています。

パターン2)残業が多い場合
→実施ポイントを記載

当社では毎週水曜日をNo残業Dayとし、必ず定時で退社しています。
その他の日も、21時以降は自動的にPCがシャットダウンします。

有休消化率の高さ

パターン1)消化率が高い
→消化率を記載

当社は有給消化率100%です。「半年に1度5日以上の休暇を取得すると、ギフトカードプレゼント」という制度もあり、この連休を使って海外旅行に行く社員も多いですよ。

パターン2)消化率が低い
→調整が利くと記載

「友人の結婚式がある」「旅行に行く」など予定がある場合は、有給休暇を取得することも可能です。

フレックス制度の導入

パターン1)フレックスを導入している
→導入していることで社員がどのような働き方をしているのか例を記載

当社では、フレックス制度を導入しています。社員も、この制度を活用しながら、それぞれに働きやすいスタイルで業務を行っています。

■社員A(男性・営業)
11:00企業訪問→14:00カフェで業務→16:00帰宅/自宅にて業務→20:00業務終了
■社員B(女性・事務系)
8:00出社→12:00お昼休憩→13:00業務再開→17:00退社し、お子さまの保育園のお迎えへ

パターン2)フレックスを導入していない
→融通が利くことをアピール

当社では、皆でサポートし合う風土があります。お子さまのいらっしゃる社員が、「子どものお迎えがある」という時には、間に合うように退社できるよう予定を調整することも。予定がある場合や、旅行に行きたい、帰省したいなどの場合は、有給も取得しましょう。(昨年度の取得実績80%でした)